12月13日(水)
〜いよいよ今年最後のワンマン。程よい緊張感に背筋が伸びる〜
高橋徹也です。
今週末の16日土曜、下北沢MONA RECORDSでのワンマンが迫ってきました。リハーサルの合間、思いがけず急性大腸炎? 早い話がひどい下痢症状なんですが、そんな状態に陥りつつもなんとか無事に本番を迎えられそうです。
いきなり下品な話で申し訳ありませんが、人間にとって「出す」という行為の気持ち良さを、冷え切ったトイレの中でふと感じてしまいました。
朝の快便だったり、涙だったり、大声だったり、スポーツでの汗だったり、体から何かが出てゆく気持ち良さというのを改めて実感。まぁ、下痢でそんな大そうなこと再確認するなよという話なんですが。皆さんも色々と出してください。
前回、個人的な女性の印象という視点で好き勝手なことを書かせて頂きましたが、読み返してみると我ながら「女性の話をおもしろいと思ったことがない」というくだりは、少々ぶっきらぼうだったかなと思いました。
恐らくそこで言おうとしていたことは女性の恋愛話ほど退屈なものはないということで、言い訳すればするほど敵を増やしているのは明白なんですけど。同じ内容を扱ったスポーツ・ニュースを時間差で何度も繰り返し見ているサッカー男の心理を、ほとんどの女性が共感できないのと同じだと言えば多少伝わりやすいでしょうか。
好みのポイントが違うとか、その程度の話ですのであまり深い意味はありません。ご理解ください。
秋口から、自分の中で読書キャンペーンをしているという話を前回少し書きましたが、失っていた読書癖をようやく取り返しつつあります。そんな中、少し前に立て続けに読んだヘミングウェイには感銘を受けました。
今さらヘミングウェイって、、、と思われてもしょうがありませんが、10代から20代前半に読んだ「老人と海」などの有名作品に、どうしても興味が持てず、以来僕の中では読まず嫌いの存在だった訳です。
今時、自称ネット・アイドルの腐ったブログ(見たことないですが偏見で)でも、「ヘミングウェイを読んで感動しました」なんて幼稚な自己アピールをしている奴なんていないと思いますが、感動しちゃったんだからしょうがない。僕の中では「ついに来たか、ヘミングウェイ」という気分。
以前読んだ時は、なんとなく老成しているというか、インパクトに欠ける文体というか、そんな印象を受けたのですが、今の自分にはまったく違って感じられました。今回読んだいくつかの作品の中で最も感動したのが「海流の島々」と短編集「何を見ても何かを思い出す」の二つ。
呪術的とも言える個性的な文体が魅力のガルシア・マルケスや、まさに芸達者、文句の付けようがないパーフェクトなサマセット・モームとは、まったく違った感覚で、僕の中に強い衝撃を与えてくれました。うまく表現できませんが、僕にとって自分を圧倒する何かを見せてくれる前者二人と違い、ずっとそこにあった何かを感じさせてくれるというか、書いていて非常に気恥ずかしい話なんですがそういう存在感を持った作品であり作家だと勝手に思いました。
30歳過ぎて、本来なら10代のうちに読んでいても不思議ではない名作、作家に、今さらながら出会えたことが非常に爽快です。逆に10代の自分が「老人と海」をつまらないと思ったことが結果的に良かったとすら感じます。遅れてきたヘミングウェイ。素晴らしいですね。
さて、前回の小説とは趣向を変えて自分が日常よく使う実用書的なもの、二つばかり紹介したいと思います。
●ジャズ批評別冊 「完全ブルーノート・ブック」
これはレコード屋をまわる時にたいがいバックに入れているガイド本です。別にコレクターという訳ではありませんが、録音時期やセッション・メンバーなどもすぐにわかりますし、日本国内のみで発売された盤なども掲載されているので、なにかと確認の際は便利に使っています。単純に読み物としてもおもしろいですし。
・・・
●杉山茂樹監修 「欧州サッカー・クラブ & 代表選手名鑑 2006-2007」
これは本を開いて思わずニヤッとしてしまう完全に趣味の本。夜な夜な放送されるヨーロッパ・サッカー中継テレビ観戦には欠かせないアイテム。チャンピオンズ・リーグなんかを見ていて、バルセロナやミランのことは知っていても、レフスキ・ソフィアやシャフタル・ドネツクのことはほとんど知らないという自分がいるので、そういう時とても役立ちます。
あとは顔写真入りで選手の年齢、身長、体重などが載っているので、「こいつ俺と同い年かよ」とか、「こいつの顔のパーツ、真ん中に集中してるな」とか、そんな普通なノリで一人盛り上がってます。サッカー・ファンとしては健全。一般的にはやや病的か。
とまあ、個人的な実用書ということで二冊ばかり挙げてみましたが、ちょっとした虚しさが込み上げてきました。これじゃ、女性の話がつまんないとか言う訳ですね。っていうか俺の話がつまんないってことですね。色々とめげずに俺流を貫きます。
何はともあれ16日のライブ、今年最後と言うことで気合い入れてがんばります。なんとか間に合った新曲の歌詞も簡単なチラシで紹介しますので、ぜひ遊びに来てください。それでは。
追伸:今日の朝刊に前回書いたソフトバンク携帯の誇大広告に関する記事が出ていた。やはりあの通話\0というフレーズを誤解した人は多かったらしく、ソフトバンクに厳重注意が与えられたようです。正義は勝つ、、、時もある。