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2012/1/17
 
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●2012年最初のワンマン終了

高橋徹也です。遅ればせながら今年もよろしくお願い致します。

2012年明け一発目のワンマンが無事終了しました。お越し頂いた皆さん、改めてありがとうございます。恥ずかしながらいい歳してバースデー・ライブになってしまったため、プレゼントなどお気遣い頂き本当に感謝しております。こうして色々な方々に誕生日を祝って貰えるなんて滅多にないことなので、とても幸せに感じてます。今年も全身全霊、音楽に向き合っていく所存ですので、変わらぬ熱い応援を頂けたら幸いです。よろしくお願いします!

ライブから一週間以上経って、録音した音源を何度か聴いてみると、適切な表現かわかりませんが、自分なりにとても人間臭いライブだったのかなと思いました。善し悪しは別として、普段よりも自分の感情や熱量がストレートに現れている曲があり、ハラハラしながら熱く聴いてしまいました。
個人的な考えですが、音楽というのは作曲者の主観や自意識がある程度抑制されていることで、かえって他人に伝わりやすくなるんじゃないかと思ってます。簡単に言えば独りよがりの音楽なんて誰も聴きたくない訳ですよね。でも、そうは言っても音楽や作曲という行為自体が主観そのものであり自意識の権化だったりもするので、要は聴いてくれる方との心地良い距離感やバランス感が大事なのかなと思う訳です。
まあ、そんな屁理屈並べてますけど、先日のワンマンでは感極まってしまう瞬間もあったりで、それはそれで人間臭くてとても良かったのかなと思ってます。ライブって本当に正解がないというか、来てくれた方の感想だけが確かなことなので、少しでも楽しんで頂けていたら嬉しいです。

具体的に内容の話をすると、今回はバンド編成で始めて演奏する完全な新曲が4曲、過去の曲で詞やメロディを作り直したものが数曲あったりと、比較的新鮮味のある曲が含まれたセットリストだったのかなと思います。これは自分にとってささやかな挑戦でもありました。楽曲や演奏の旬というのは日々移り変わってゆくもので、永遠に同じ気持ちで向き合えるものではない。新曲と呼ばれていたものもやがて過去の曲になり、それに代わる新しい曲が続く。それはそういうものなんだと思うんです。
自分が音楽を続けている限り、おそらくそのスタンスに変わりはないし、他人にとってどんなに無価値なものだとしても、新しい曲を作り続けなくては前に進めないし面白くない。今回のワンマンは準備期間も含めて改めてそういう気概の大切さを強く感じました。でも現場の実状としては最終リハーサルが終わり、そして前日になってもセットリストが決まらず、もう本当に泣きそうでしたけどね。なのでライブ当日の本番が一番楽しかった。良い意味で開き直れました。

特に印象的だったのが、数年を経て新しいメロディ展開を付け足し完成した「海流の沸点」という曲と、バンド編成では初披露となる完全な新曲「暁のブラックバード」。この二曲が続く流れで個人的に最も感情的になってしまいましたね。そして最終盤の「鹿島ジャンプ」で、万事スッキリ終わることができたのかなと思います。そうなんです。ベーシストの鹿島達也さんが跳んだ?シーンがあったらしく、いやぁ、俺も見たかったですね。あれで俺の10コ上。本当に凄い人だ。

2012 1/7(sat) 南青山MANDARA
『The Royal Ten Doller Gold Piece Inn and Emporium #2』
starring TETSUYA TAKAHASHI

01. Key West
02. 微熱
03. 悲しみのエコー
04. Night Slider
05. ヒッチハイカー
06. 曇ったガラス
07. 別人
08. ストレンジャー
09. ベッドタウン
10. 流星群
11. 夜想曲「遠景」
12. 海流の沸点
13. 暁のブラックバード
14. 夜明けのフリーウェイ
15. 真夜中のメリーゴーランド
encore. 帰り道の途中
encore. 波の音が聴こえたら

そして次回ライブも間もなくチケット予約が開始。2/26(sun)下北沢leteでのソロ・ワンマン『夕暮れ 坂道 島国 惑星地球』です。また何か新しい挑戦をして、少しでも皆さんに楽しんで頂ければと思います。このソロ・ワンマンは、普段よりトーク?もしやすい雰囲気の会場なので、最近の曲に関する自分の思いとか作曲過程なんかも、ぜひお話できればと思います。皆さん、お待ちしてます!

そして最後にひとつ。

ライブの後、頂いたお手紙の中にとても悲しいご報告がありました。そのお手紙には、こんな自分を長く熱く応援してくれたある女性が、昨年若くして急に他界なさったと綴られていました。
彼女は僕がデビュー以前にやっていた神戸FM局のラジオ番組「BLUE CAFE」をきっかけに応援してくれるようになり、以来昨年秋まで元気な姿でライブに通って頂きました。僕はコミュニケーション下手というか不器用なところが多いので、誰に対してもそれほど多くの言葉を交わしたという訳ではありません。でも彼女は音楽を通じて長く共に成長してきた一人の仲間だと思っております。
以前ライブの後に短い時間ですがたまたまお話しする機会があり、もう15年以上も僕を応援してくれていること、ご結婚なさった後も高橋ライブにだけは通うという約束を旦那さんとしているということ、そんな話を明るく語っていた姿が今も思い出されます。

率直に申し上げて、直接面識のないご家族やご友人の皆様を思えば、このような大きなことをホームページ上で語ることが本当に適切なのか未だに判断がつきません。ただ、なにもメッセージを返さないというのは、あまりに礼儀に失するのではないかと思い、ここに到りました。彼女にとって僕の音楽がどういうものであったのか。そしてこれから作っていく新しい作品で、どのようなことができるのか、それは本当に結論や正解がなく一つ一つ積み上げていくしかないものだと思います。自分にできるのは結局、一生懸命に前に進んで行くということ、それだけだと考えております。

長い間、心優しい応援、本当にありがとうございました。ゆっくりお休みください。そしてこれからも、またどこかで。

高橋徹也::

 


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